昨年(2023年)、アラスカ航空とハワイアン航空が合併に向けて動いていたという話題を覚えているっしゃいますか。
アラスカ航空がハワイアン航空を19億ドルで買収すると発表していました。
この買収・合併に関して、先日米司法省が合併計画を承認したと発表しました。
私はこのニュースを見て「そういえば合併するとか言ってたなー」とぼんやり思い出しました。
司法省の承認を受けたので、次は米運輸省による判断を待つことになります。
米運輸省にて買収案が公共の利益にかなうものであるかが判断されるのです。
米運輸省は、買収計画が消費者の利益にかなうものかをチェックします。消費者の利益のために、追加で何らかの条件が課されることもあるためその動向が注目されています。
アラスカ航空とハワイアン航空の合併・統合が承認されると、合併・統合後の航空会社だけでハワイ-米本土間の市場の40%、ハワイ州内の隣島間フライト市場の60%以上のシェアを持つことになります。これにより合併・統合後の航空会社によってハワイ州での寡占が進むのではないかという心配の声もあげられています。
ハワイアン航空のプレスリリースによると「ホノルルはアラスカ航空の主要なハブとなり、ハワイを経由するワンストップサービスにより、アジア太平洋地域全体の西海岸旅行者の国際線接続が強化される」「主要国際都市29都市への直行便を含む138都市へのサービスとワンワールドアライアンスを通じて1,200以上の都市への複合アクセスが提供される」とプラス面の主張もなされています。しかし移動の足である飛行機のほとんどを合併・統合後の会社で寡占されてしまうことで、価格競争が起こりにくくなるのではないか、何かあった時にハワイ路線が切られてしまうのではないかとった、ハワイ州民の不安の声も理解できます。
現在もJALとコードシェア便を運行しているハワイアン航空。
すでにコードシェア便があるので、私はてっきりハワイアン航空もワンワールド(JALの仲間)だと思っていたのですが、そうじゃなかったのですね。
アラスカ航空と統合されることで、ハワイアン航空もワンワールドアライアンスメンバーの一員となるのでしょうか?そうしたらJALとの連携も強まっていくのかな。
その辺の航空会社情勢はよくわかりませんが、ハワイ大好きなので個人的には東京-オアフ島間の便数が増えるなどホノルル路線が充実してくれるとありがたいです。
そしてできれば価格はお手頃価格であって欲しい…!
コメント